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【半径5mリサーチ(求人・人材育成編)】Z世代で物事をくくるのは…という思いもありつつ、こっそりシェア
この辺りを理解して「採用設計」すれば、採用コストを大きく掛けずに「クチコミ採用」「リファラル採用」へつながるかと。
Z世代とは、
おおむね1990年代半ばから2000年代にかけて生まれた世代
最近、若い世代に逢うと
「働くこと」への意識をさりげなく聴いています。
(最近サポート先からの、求人や雇用・育成の相談が多いですからね。ついプチリサーチ的に聴いちゃいます。)
Z世代…表面上はCOOLに見えても、実は結構悩んでいて焦っていて、「突然」に弱い印象です(後述)。
● はやく成長して
● 上司・先輩と良い関係を築いて
● 学びを仕事に活かしつつ、
● 社会貢献している自分になって
● 周囲から認められたい
(自分の理想像)
↑ ↑ ↑ ↑
まとめると、こんな感じ
先日も、この世代の方(営業職)と話しているとき
ふと爪先を見るとキレイにケアしていたので、
「やっぱり営業で資料を出すことも考えて、爪ケアされているんですね」
とお伝えすると、とても嬉しそうに いろいろとお話してくれました。
「自分で努力したことが認められる・気づいてもらえる」というのは
彼らにとっての嬉しいポイントなのかもしれませんね。
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若者は、誘っても「飲みに行かない」のではない?
若者は誘っても「飲みに行かない」のではないとの意見も
本人たちからの声を耳にしました。
いろいろな声があったのですが要約すると
急に誘われるのが嫌
自分のスケジュールが崩れるのが嫌
同僚・上司と
仲良く飲みに行きたい気持ちはある
でも
急なスケジュールは受け入れ難い
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「飲み会の声掛け」じゃあ…どうすれば?
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「来週の何時に◯◯」くらいが日常
「2周間後〜1か月後アポ」が受け入れやすい
社内飲み会・食事会も「目的」が明確だと参加。
意味ない時間の共有は、あまりしたくない(友達・仲間は別)
飲み会目的「社内コミュニケーション」は微妙
《 推測・考察 》おそらく、その日までに心の準備や相手と話すことなど、構築・整理したりするのでは? 急に誘われたら何を話していいか…今日したいこともあるし…口から出ることは「今日、予定ありますんで(キッパリ)」
飲み会に参加した後に「意味のない時間だった…」と落ち込みたくない。後悔したくない。
コミュニケーションを拒否しているのではなく、自分の価値(本質・性格・可能性など)を値踏みされたくない(心許した相手ならOK)
成長はしたいけど、失敗したくない
(失敗は自分の汚点になり、自己リカバーする時間を嫌う)
「今日、飲みに行く」ではなく
「先月、◯◯を達成したから(◯◯の意味を含めて一緒に食事に行く?)」
「今後の◯◯に向けて…」など、参加の意味があると気持ちが動く。
強制ではなく自主参加が望ましい ←自主参加(自分で選択)のシナリオにして「自己納得」を第1ゴールにする
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一般的なZ世代の認識について
● 価値観・意識 ────
▼ 多様性の理解と尊重
多様性(ダイバーシティ)を尊重する意識が強く、学校教育などでSDGsやダイバーシティについて学んだ人も多い。
▼ 社会課題・環境問題への関心
SDGsなど環境問題や社会課題への関心が高く、社会貢献に取り組む企業にポジティブな印象を持つ傾向がある。
▼ 安定志向・保守的
経済低迷期や「ニューノーマル」を経験していることから、未来に対する不安が大きく、堅実で安定志向な傾向が見られる。
▼ ワーク・ライフ・バランス重視
仕事よりもプライベートを重視し、過度な責任を避けたいという理由から出世を望まない人も多い。
▼ 失敗回避志向
「失敗したくない」という意識が強く、挑戦よりも失敗回避を目指す傾向がある。
▼ 協調性・横のつながり重視
人間関係において、上司・部下といった縦のつながりよりも、同僚などの横のつながりを重視する傾向がある。
● 行動・消費 ────
▼ デジタルネイティブ・SNSネイティブ
生まれた時からインターネットやスマートフォンが身近にあり、高いデジタルリテラシーを持つ。
▼ タイパ(タイムパフォーマンス)重視
時間対効果を重視する傾向が強く、情報収集やコンテンツ視聴において効率を求める(例:ショート動画、倍速視聴)。
▼ 情報収集はSNSで
「ググる」よりも「タグる」(SNSで検索する)など、SNSを通じて情報を収集することが多い。
▼ リサーチ重視の消費行動
ネットショッピングが定着しており、「失敗したくない」という気持ちから、商品購入前に口コミやレビューなどをしっかりリサーチ。
▼ コト消費・体験重視
モノの所有(モノ消費)よりも、特別な体験やイベント、サービスといったコトの消費を重視する傾向がある。
▼ エシカル消費・応援消費
環境や社会に配慮したエシカルな消費や、好きな対象を支援する応援消費に熱心な面がある。
※エシカル消費(倫理的消費):消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。
▼ コミュニティ形成
共通の趣味や考えを持った人たちとオンライン・オフラインでコミュニティを形成し、コミュニケーションを取ることに積極的。
引き続き、不定期で「追稿」していきます。
